ニッポンの製造業。

  • 2010年11月17日
  • 仕事
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制御盤業界でNo.1を目指す 三笠製作所 代表取締役 石田です。




日本の製造業を取り巻く環境は、日増しに変化をしていきます。

僕の事業でもある、制御・制御盤業界もしかり。


ジャパン アズ ナンバー1 と言われていた頃とは違い、今は新興国の台頭や円高にも対応しながら、JIS規格だけではなくアジア諸国・欧州・北米規格が理解できていないと、非常に厳しい時代。


例えば、現在日本で作っている機械装置があるとする。

その機械装置を中国で生産するなんて事は、この時代ではよくある事。

でも、今後はその機械装置を中国で作って、アジア諸国・ASEAN・北米・欧州に輸出する事が頻繁に起こるなんて事の可能性も否めない。


そうなると最低でも、日本語・中国語・英語が理解でき、中国と日本を含むアジア諸国や北米・欧州規格が理解できていないと、制御設計や制御盤制作もままならない。

また、中国やアジアで生産する場合は、その土地での入手性の高い電装部品がわかっていないと、既存電装部品からの置き換え提案も四苦八苦するだろう。

そういった時代が、すぐそこまで来ているし、すでにそうなっていることも事実。


そこで、僕はこう考える。

日本は幸いな事に、アジアの一員。

しかも、日本の技術と言えば、まだまだ健在でる事は事実。

日本の製造業は厳しい市場を生き抜いてきた、貴重な経験を持つ。



そんな日本の製造業が活躍する場は、アジアを含めてまだまだ沢山ある。

日本を離れるわけではなく、日本のモノづくりをあきらめるのではなく、アジアを含めたもっと広いフィールドで活躍をしていく。

日本の製造業はスゴイぞと、世界中の人々に思わせるチャンスがまたやってきた。




藤田晋氏と米倉誠一郎氏がの著書にもこう書いてあったような記憶がある

「こっち側に来てみると、まだまだスカスカだよ。」

※本を執筆した頃のIT業界の話で、大学生に向けて話をしたシーンだと思う。

アジアを含む中国でも法人を持つ自分の見解とまったく一緒です。

中国でも、アジアでもまだまだ日本の製造業の活躍できるフィールドはたくさん。
私見だけど。





ジャパン アズ ナンバー1 と言われた日本の製造業が、アジアを含む北米・欧州規格にフレキシブルに順応し、もう一度新たなスタンスで世界に打って出る時代だと思う。



  ニッポン製造業の底力を!!