2月のテストから始まり、3月に開幕したかな、と、思ったら11月中旬には閉幕。
もはや自分の人生の中で、まぁまぁ大きなウエイトを占める、スーパーGT。
8ヶ月間のアツイ激闘も先週の日曜日で終了です。
Team LeMansの皆さん、またTeam LeMansに携わる全ての皆様、他では得難い経験を本当にありがとうごさいました。
いやー、しかし今シーズンはアツかった。
弊社の応援するTeam LeMansは、開幕戦から表彰台を獲得し、シーズン序盤にランキングトップに。
ウエイトハンデもありながら、昨年同様に最終戦まで優勝争いを演じていました。
チームがシリーズチャンピオンになる為に、本当に多くのメーカーさんが携わり、開発とテストを繰り返し、その結果を反映して改善を行い、PDCAをまわしてベストのプロダクトに近づけていきます。
メカニックさん達は、ピット作業の練習を繰り返し行い、少しでも早く車をピットからコースに戻そうと努力を積み重ねます。
分析官さん達は、いつも画面上の数字を確認しながら、車の状況や路面の状況や全てのファクターを考慮して、車が速くなる答えを導き出します。
ドライバーさん達は、想像を絶するほどのフィジカルトレーニングやドライブシミュレーションを、毎日毎日繰り返しています。
聞いた話によると、ドライバーさん達の体重が1キロ違うと、サーキットにもよりますが、0.1秒ほどラップタイムが変わるとか。
監督さんはシリーズチャンピオンというゴールに向かって、ありとあらゆる状況を想定し、戦略を練りに練って戦術に落とし込んでいきます。
レース中も刻々と変わる状況をうけて、その瞬間に考えられるベストの答えを出して、即座に監督さんの無線から関係各所に指示が出ます。
チーフエンジニアさんは、常に監督さんと俯瞰的にレース展開を確認しながら、冷静にマシンの総合的な健康診断を行います。
まだ、漏れがたくさんあると思いますが、他にも本当に多くの人達が携わって、チームが運営されています。
レースもチームという組織が、シリーズチャンピオンというゴールを目指す以上、会社組織と近いものがあり、そのチーム運営の一つ一つが自分自身への学びとなり、経営する会社への財産となります。
また、あえて言うなら、8ヶ月間という短いシーズン、かつ、各レースの2時間弱の出来事だけ捉えると、刹那的で瞬間瞬間が勝負になります。
もちろん、チームという組織は半永続的に続いていきますが、それでも刹那的だな、と、いつも感じます。
それゆえ、自分の会社も自分の人生も、もう少し瞬間瞬間を大切にして、一年毎の事業計画と人生計画を見つめ直すキッカケになったかな。
アツイアツイ今年のSUPER GTも終わり、Team LeMansがチャンピオンになる楽しみは来年以降に持ち越し。
そして、サーキットで得た貴重な経験は、明日からの自分の人生と、自分の経営する会社へのかけがえのない糧となりました。
感謝。
SUPER GT閉幕。
- 2017年11月14日
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