サーファーが経営を語ったら、意外と反響がありました。

  • 2011年2月4日
  • 仕事
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制御盤業界でNo.1を目指す 三笠製作所 代表取締役 石田です。





昨日、中国のお正月のブログを書きながら、いつのまにかサーフィン用語に置き換えて、経営を語ってしましまいました。

ところが、意外と反響があり、ちょっと驚きです

また、その反響の中に、同じような意見が多かったのも驚きというか、納得です。

その意見とは、

   【セット間が長くなった・・・】というものです。

セット間が長くなる?????



そうなんです! サーファーが使う言葉【セット】

海に行ってサーフィンをすると言っても、毎日毎日波があるわけではありません。

まして、波がある日でも、一日中同じような波があるわけでもありません。

それでも、波待ちをしていると、まとめて大きめの波が、連続で3回~8回ほど来る時があります。

それが【セット】です。

そのセットは、サイズも大きめで、まとめて連続で来るので、サーファーはいい波に乗れる確率が増えます。


沖に大きめのセットを見つけた時は、その波に乗りたくてサーファーは一瞬色めき立ちます。

そして、サーファーは一斉にそのセットに乗る為に、我先にそのセットの波の一番いい位置を取る為に、パドルします。

そして、来る波来る波にサーファーたちは、気持ちよくドンドン乗っていきます。

波に乗るのは、時間にしたら10秒から30秒かもしれません。

でも、凄く楽しいし、快感だし、この感覚はサーファーでしか味わえない、健全な麻薬です。

その為にサーファーは、時間をかけ、いい波を求め日本中、いや世界中を旅してまわります。






最近の市場は【セット間が長くなった・・・】というコメント。

本当にその通り。

バンバン仕事の波が来るわけでもない。

景気が右肩上がりでもない。

サーファーが使う言葉でいえば、【poor condition】だろう。




だけど、我ら強靭な精神力を持ったウォーターマンであるサーファーは

日々良い波に乗る為に夜明け前から海に行き

情報インフラを駆使し、あらゆる手段で刻々と変わる自然相手の波情報を集め

シーズン中でも数少ないいい波に乗るために、心技体の鍛錬を欠かさない。

それでも飽き足らず、日本中を旅していい波を見つけ

それでも満足できなければ、いい波を求めて日本を出て世界中を駆け回る。





ビジネスと波乗りは一緒だろう。

ビジネスパーソンは良い仕事をする為に、早朝出社し

情報インフラを駆使し、あらゆる手段で刻々と変わる市場の情報を集め

数少ないチャンスの前髪を掴むために、心技体の鍛錬を欠かさない。

それでも飽き足らず、日本中を営業していい顧客や市場を見つけ

それでも満足できなければ、いい顧客や市場を求めて日本を出て世界中を駆け回る。




自分はサーファーでよかった。

これからも、どんなコンディションでも心技体を充実させ、いつでもどこでもいい波に乗る。









※当然、心技体のところは、成熟期から衰退期に入っていく市場日本で、売れるアイテム・グッズ・プロダクツを開発する事も含まれる。