まったく縁もゆかりもない福島県いわき市で、工場を操業して1年半が経過した。
なぜ福島県いわき市で操業を始めたかと問われれば、答えは人と人が紡いだご縁だろう。
いいご縁を頂いたけれど、東海地区の何も知らない自分たちが、復興支援だの雇用創出だのと息巻いて、東北に進出したところで、勘違いもいいとこだと、途中で気がついた。
それはそうだ。人にも地域にもそれぞれ事情がある。
被災地だからといって、弊社の仲間になってくれた社員さん達に、必要以上に復興を背負わせたり、全てが万全の状況でもないのに、愛知県の本社と同じような形態では、自分たちが想像出来ないほどのストレスだろう。
結局。勘違いも甚だしい自分達が、福島の地元の人達に助けられ、ここまでこれた。
福島の地元の人に助けられてなんとか2回目のお正月を迎えられたようなもんだ。
3回目、5回目、10回目とお正月が迎えられるように、来年は今まで以上に福島の地に滞在するつもりだ。
made in Fukushima project も仲間の社長達のお陰で動きだした。
たくさんの亡くなられた人や、いまだに行方不明の人、怪我や病気をされた人、避難生活を余儀なくされている人がたくさんいる。
おこがましいかもしれないけれど、そういった人達の想いをのせた、Fukushima Projectにする事が、弊社 三笠製作所のいわき工場が、地元の人にうけたご恩やご縁の恩返しだと思う。
2012年も感謝感謝の連続。
2013年も今以上に東北の状況が前向きに変わる一年のなることに、携わっていきたい。
感謝。
福島県いわき工場への想い
- 2012年12月31日
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すべてに感謝。