プレスリリース
サンディエゴ制御盤メーカーJFR Controls社と業務連携
報道関係者各位
プレスリリース
株式会社 三笠製作所

国を越えて広がる町工場ネットワーク
『愛知の町工場がアメリカ西海岸南部の町工場と協業、北米サービス網強化へ』
〜サンディエゴ制御盤メーカーJFR Controls社と
UL認証制御盤メーカー三笠製作所が業務連携〜
制御盤の設計・製造を業務とする株式会社三笠製作所(本社:愛知県犬山市 代表:石田繁樹 資本金:1000万円)は、米国カリフォルニア州サンディエゴの制御盤メーカーJFR Controls(本社:1651 San Luis Rey Ave. Vista, CA 92084 USA代表:Joe Garcia)と2016年9月9日に業務提携を致しました。
三笠は、国内・欧州・北米の各電気安全規格に対応した電気設計・制御盤製造・規格対応技術サポート・機械装置安全コンサルティングを業務内容としている制御盤メーカーです。近年、直接の納入先である日本国内の機械装置メーカーは、海外への輸出をますます強めており、北米エリアでは南部のメキシコ向けの件数も多くなっております。これを受け海外規格に適合した制御設計を、ハード・ソフトの両側面で今まで以上に強化し、現地への製造移管計画や納入後のフォローアップのサービスネットワーク強化のために、米国カリフォルニア州最南部のサンディエゴの同規模の町工場であるJFR Controls社と業務提携しました。
この提携により、三笠の顧客である日本国内の機械装置メーカーが、海外出荷時に必要となる煩雑な北米の電気安全規格や安全回路の構築や制御プログラムなどの北米南部エリアへのサービスがより範囲を拡大し強力なバックアップが可能となりました。
また、JFR Control社は米国の工業用制御盤の製品安全規格であるUL508Aの認証メーカーであり日本のUL508A認証メーカーの三笠と同じレベルでの規格対応が可能です。UL規格に対応した設計・製作について共同でプロジェクトにあたる準備のため、技術交流も行います。PLCソフトウェアについても設計・試運転調整が対応していることもあり、今後は三笠の顧客である機械装置メーカーからの、メキシコ含む北米南部での制御盤製造依頼や、機械装置を北米に出荷した際のサポートもJFR Controls社を通してサービス提供範囲が拡大されます。
昨今、メキシコの国際的競争力に目をつけた各国の自動車メーカーのメキシコへの新工場開設ラッシュは加熱しており、報道にもあるように日本の自動車メーカー各社やそれに伴い生産に鋼板を必要とすることから鉄鋼メーカーも同様に新工場稼働計画を進めています。
自動車の生産ラインには多様な生産装置メーカーが関与しており、海外の電気安全ノウハウがないまま現地に持ち込むことは企業のCSRの取り組みに反する事柄である認知から、主導する大手メーカーより現地安全規格への適合を求められるケースが増えており、今後も他のエリアへの設備導入であっても安全性に関しての国際的なベンチマーク遵守の必要性は市場に参加する最低要件となっています。
制御盤の海外の製品安全規格(設計・製作)を技術ドキュメント対応や規格適合評価試験の手配・実施や海外出荷後の現地サポートまで網羅できる制御盤メーカーは日本国内に非常に少なく、また、欧州・北米の制御装置のプログラムをできる人材も多くはありません。これらの業務を一括して請け負えることで、グローバル化が進む国内製造業において差別化を図っていきます。
[会社概要]
■会社名 | :株式会社三笠製作所 |
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■資本金 | :1000万円 |
■創業 | :1978年5月 |
■設立 | :1986年7月 |
■代表者 | :代表取締役 石田繁樹 |
■事業内容 | :各種設備の電装系の設計、製作、組付、調整、メンテナンス及び設備診断 エンジニアリング、制御盤海外規格サポートサービス |
■従業員数 | :25名 |
[本件に関するお問い合わせ]
株式会社三笠製作所 営業技術部長 渡邊一生
TEL:0587-91-3661 FAX:0587-91-3662
愛知県犬山市大字犬山字南笠屋8−3
E-Mail mikasa@mikasa-med.co.jp
https://www.mikasa-med.co.jp