MOMO3号@北海道大樹町4

地物の名古屋に戻り、なつのロケット団 のツイッターをたまに確認しながら、ロケットが飛ぶのを期待して過ごしていた。天候等や各所の調整等の理由もあってなかなか飛ばないのがロケット。目には見えないけれど、関係各所と全力で調整をしているようだ。想像を絶する。陸海空の各所や自然現象。自然現象といっても地上側の天候と上空の天気と様々な要素が複雑に絡み合うから、それが紐解けた時が打ち上げのタイミングなのかな。

5月4日早朝。SUPER GTの我がTeam LeMansの応援のために富士スピードウェイに向かう直前。ロケットは発射準備を始めたけれど、発射直前に緊急停止となった。ぼく自身は原因はわからないけれど、その直後に5時45分に再度トライする旨のアナウンスがあった。カウントダウンが始まり、0になったところから少し経ってロケットは上昇し始めた。固唾を飲んで見守るとはこんな状況で使うんだな。と、思った。

ロケットは高く高く飛んでいく。いつのまにか画面から消えた。相当高く飛んだんだ。するとロケット仲間のFacebookのウォールに「宇宙に行った」という旨の投稿がアップされた。そのロケット仲間はMOMO3号のスポンサーでもある。ちなみに2号もスポンサーをしていた。ロケット仲間は感動と喜びと何もかもが抑えきれない様子。それがウォールからでも伝わってくる。IST、堀江さん、大樹町の人たち、スポンサーや全てのステークホルダーの想いを乗せたロケットは、日本の民間企業では初めて宇宙に到達した。快挙であり偉業だ。いや、筆舌に尽くしがたい。

自分も泣けた。最近は涙もろいけど、今回は心底泣けた。ロケットに携わる人たちの苦労が全てわかるわけでもないし、たぶん氷山の一角ほどしか理解できてないかもしれないけれど、想像するだけで震えて泣けた。

ロケット事業はこれからますます本格的になっていくだろうし、携わる人の数や動くお金も桁違いになってくる可能性もある。そんなロケット事業は北海道の大樹町から日本の未来を明るくする、もっとも大きな効果を持つ産業になると思う。それをやってのけた全ての人たちを尊敬するしカッコいいと思う。自分もそうなれるよう日々を大切にかつ全力で生きたい。

MOMO3 打ち上げレポート