夢の扉を開けにきたU12ナイジェリア選抜

ジュニアサッカー ワールドチャレンジ2019に出場するために初来日した、U12ナイジェリア選抜の選手たち。見るもの聞くもの感じるものが全て新鮮で刺激的だろう。生きている間に出ることはできないナイジェリアのスラム から、奇跡的にチャンスを掴んで東京へ。花のみやこ大東京だ。12歳以下の彼らにその瞬間瞬間の情報処理が出来ているかどうかはわからないけれども、今まさに目の前にチャンスがあることは理解しているだろう。

木更津でカレン・ロバートのROVERSと練習試合を行なった後に、決戦の地 大阪へ。大阪へ移動するバスもドライバーさんも宿泊施設も付き添いも全てボランティアやサポートしてくれる人達のおかげで成り立っている。中心人物の加藤さんやアバヨミ氏も少なくない私財を投じている。こうしてU12のナイジェリア選抜の選手たちは初来日を果たして、今週末には湘南ベルマーレ選抜との初戦を迎える。

ここから夢の扉を開けられるかどうかは、ナイジェリアの子供たち自身にもかかっている。彼らは自身のためだけではなく、両親や兄弟、それに親戚や友達のことまでを背負ってプロサッカー選手になる想いを馳せる。湘南ベルマーレ選抜との初戦の後に、バイエルンやバルサと戦い、大会後に彼らの元にたくさんのレターが届くことを祈りたい。