ロッキーのように跳んで、ミルコのように蹴る

いろいろとご縁があって始めたキックボクシング。始める前からわかっていたけどやっぱりめちゃくちゃ面白い。高校生の時に夜の8時から街の道場で空手をやっていた頃を思い出す。本当に面白いし楽しい。夢中になれる。

ジムに行くたびにトレーナーさんが新しいことを少しずつ教えてくれるのだけど、混乱しないように少しずつ少しずつ教えてくれる。教えてくれることは頭では理解しるのだけど、体が動かないわけでなく、頭でもあまり理解できてない。昔やっていた空手とはちょっと違うかな。

それでも本当に面白い。サンドバッグなんか叩いていると我を忘れる。トレーニングの目安の3分が経過しても、ひたすら打ち続けることもしばしば。

当面の課題は2つ。1つは、トレーニング用の太い縄跳びを3分間×2回を余裕で跳べるようになること。ジムに入会した時に縄跳びが3分間どころか1分も跳べなくて愕然とした。しかも鏡を見ながら跳び続けると縄跳びのゲシュタルト崩壊が起きる。そして、裸足で跳ぶから縄が指に当たると悶絶する。小学生の頃のあの無尽蔵の体力は何処へ。今日現在はあと少しで3分間が跳べそう。2つ目は、綺麗なハイキックを蹴ること。高校生の頃に蹴ることができたあの綺麗なハイキックをもう一度。けれども自分は体が硬い。マッサージをうけていても、硬いですね、といつも言われる。普段からストレッチなんてしない。ところが、キックボクシングを始めて、どうしても綺麗なハイキックを蹴りたくなってしまったのだ。それから毎日のようにストレッチを始めた。好きこそ物の上手なれ、だ。あんなに面倒くさくてやらなかったストレッチを、今では暇さえあればやっている。スマホを操作しながらもストレッチだ。今もストレッチ中。

そんなこんなで、暇を見つけてはジムに通う日々。ロッキー・バルボアのように縄跳びを跳んで、ミルコのようにハイキックを蹴る。必ず。