ナイジェリアの貧困地域から世界へ2020

昨年の夏の終わりにパナソニックスタジアムで世界チャンピオンになったナイジェリアU12。そんな彼らに久しぶりに会うためと、今年の夏にまた世界チャンピオンになる予定の新しいU12のダイヤの原石を発掘するために、加藤さんとバヨとナイジェリアのオショディの地でトライアウトの見学へ。

加藤さん曰く、本当にいい選手が多い。よくアフリカの選手はフィジカルのことばかり特筆されるけど、ナイジェリアのU12の選手たちはサッカーが上手い。サッカーとはなんぞやを理解しているみたい。その上で彼らにはとてつもないハングリー精神がある。どういう事かと言うと、トライアウトの時に若いナイジェリアの選手たちは自分を直接売り込みに来る。「おれは本当に上手いから日本に連れて行ってくれ」と、みんながみんな直訴してくる。とにかくアツイ。千載一遇のこのチャンスを逃すまいと、みんなが全力でプレー、全力で直訴。何でもかんでも全力だ。なぜならナイジェリアで平穏な日々は無く毎日を生き抜くだけでも全力だ。

そんな全力で生きるナイジェリアのU12の選手たちの中から、14人前後が今夏も日本にやって来る。自ら掴んだ千載一遇のチャンスを逃すまいと夢の扉を開けにやって来る。今年の夏も大阪はアツクなりそう。