ナイジェリアに手ぶらで行った話 最終話

ナイジェリアに手ぶらでやって来て、加藤さんにパンツを貰った。ありがたい。フレッシュなパンツは、自分の心を落ち着かせる。ちなみに岸田さんには試供品のシャンプーをもらった。ありがたい。

日本にいるとモノが溢れている。長く不景気が続いていたとしてもモノは溢れ飽食の時代が続いている。そんな日本での日常が当たり前になっていたけれど、今回ナイジェリアに手ぶらで来たことで不便さに直面し、日本で当たり前にまぁまぁな贅沢をして生きていることが再認識できた。

まぁまぁな贅沢がダメなわけではないけれど、日々感謝をしながら生きていくことを忘れてはならないと気付かされた。何においても初心忘るべからずだ。

そんな気持ちをもってこれからも加藤さんやバヨや岸田さんたちとナイジェリアで草の根活動を続けていきたい。そしてせめて一泊分の下着は手持ちで持ち歩くことに改めたい。

終わり。