昨年の12月頃。修士論文の追い込みの時期だったと記憶している。そんな慌ただしい12月に大学院の関係で会食をする機会があった。会食会場であるレストランに10名ほどが集まり、この界隈では一番美味しくて人気のある焼肉を楽しむことに。
自分の向かいの席に座ったのは、元気で溌剌としたオランダ人だった。たわいもない話はいつも乾杯の前後から始まる。仕事はなにをしてるの、と、聞くと、「エールディビジのチームのCEOだけど、ディビジョン2に降格したからこれから巻き返すところだよ」と、言うことらしい。エールディビジのディビジョン1に昇格できるのは2チームだったと思うからなんとかなるといいね、みたいな返答をしたような気がする。「オランダに来たら応援に来てくれよ」と、言われたので「キングスデーの頃に行くよ」と言ったら、めちゃくちゃ喜んでめちゃくちゃウケた。
彼らととびっきりの焼肉を食べた頃は修士論文の追い込みの時期だったけれど、次の春、ようは今年の春に無事に大学院を修了した。修了したことによってハンドリングする事業も増えてきて忙しくしている最中に、友人の1人が欧州で仕事がしたいと相談を持ちかけてきた。
つづく
オランダのキングスデーの頃に
- 2020年6月24日
- 2020年6月24日
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