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設計改善で価格4割減 制御盤製造に新風

中国製部品など採用 組立工程簡略化 ネット通販も

中部経済新聞 2009年12月09日


  制御盤メーカーの三笠製作所(実質本社愛知県扶桑町斉藤宮添166、石田繁樹社長、電話0587・91・3661)は、制御盤業界に新風を送っている。従来の下請け仕事から一歩踏み出し、独自の設計思想や中国製部品を使うことで、制御盤自体の価格を4割引き下げることに成功。保守的な業界の中でチャレンジ精神が新規顧客開拓につながっている。このほどインターネットを使用した制御盤通販も開始。37歳の若手社長が景気低迷化で業容拡大を図っている。
  同社は制御盤の専業メーカーで、前3月期の売り上げは約4億円。工作機械メーカー向けが中心だが、最近は食品メーカーや日用雑貨メーカーにも取引を拡大している。同社の売りは、従来品から価格を4割、重量を3割、容量を4割減らした独自仕様の制御盤。リレーやシーケンサーなどの部品、配線を立体的に組み込む設計思想、中国や欧州から低コストの部品を輸入。さらに組立工程数を減らして商品化した。
  一方、このような制御盤は、工作機械メーカーなどを経由して自動車部品メーカーや弱電メーカーに納入される。実際に利用するメーカーの工場では、ベテランの保全マンが日常的にメンテナンスする。新しい設計思想の制御版には拒否反応もあるという。
  三笠製作所の狙いは、このような技術力を自社が持つことをPRすることにもあるという。実際、チャレンジ精神がユーザーの興味を引き、今まで取引のなかったメーカーからの引き合いが増加。今では半分以上の顧客が、ここ一年以内に取引開始した企業だという。
  このチャレンジ精神を広く告知するため、制御盤通販を11月末に開始した。まだ立ち上げたばかりだが「下請け仕事から自社製品を外販するという経営姿勢にしていきたい」(石田社長)と前向きだ。

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